目次
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水海道市史 上巻
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第三編 中世の水海道地方
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第三章 宗教と信仰
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第四節 浄土宗と地方文化
大楽寺
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大楽寺は三万三〇〇〇平方メートルの景勝の台地にあり、飯沼弘経寺の末寺となった。開山は寛延年中(一七四八~一七五一)と『茨城教区浄土宗地誌』にあるが否定すべきで、すでに、「元禄検地帳」に大楽寺が載っていることからそれ以前の創建と考えられる。
それは、松信氏が創建した宝蔵院が大楽寺古境内地蔵堂の付近にあったことからもわかる。寺墓地の四隅に四天王といわれた秋場・五木田・黒鳥・滝川の墓碑もある。もとは子供は地蔵堂墓地に別に埋めていた。