目次
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水海道市史 上巻
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第三編 中世の水海道地方
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第三章 宗教と信仰
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第四節 浄土宗と地方文化
法蔵寺
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羽生(水海道羽生)にあり羽生山往生院と号し、文禄元年一二月一五日、弘経寺の方蓮社西誉哲山により開山された。近世になってからではあるが承応二年八月一一日の累の墳墓や寛文一二年四月一九日の助童子の墓石がある。
ここは地頭羽生氏の館(やかた)、すなわち「堀之内(ほんのうち)」のあったところである。羽生氏は横曽根に移り、その城主となり、応永二一年には良肇の弘経寺開山に当たり、一族開基となっている。