[農家副業と養蚕業の発展]

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 明治末期に行われた地方改良運動期を通して、各村においては積極的な農事改良、農業生産発展への努力が試みられた。これは資本主義的商品経済の発展に対応して、各農家において自給的経営から商品生産農業へ転換を図ったものであった。各村においてはその地に見合った特産物の育成を図り、農家副業として奨励された。水海道地方の主な農家副業の推移を、各村の農業事情と関連させながら、述べてみたい。