Ⅱ-2図 鴻野山貝塚より発掘された住居跡平面図
Ⅱ-3図 鴻野山貝塚の貝層堆積状態(上)と住居跡(下)(1)
Ⅱ-3図 鴻野山貝塚の貝層堆積状態(上)と住居跡(下)(2)
これ以後、鴻野山貝塚は古鬼怒湾飯沼渓谷最奥部の貝塚として、その重要性は認められたが、本格的な調査は行なわれないままに現在に至り、その大半は湮滅してしまった。しかし、昭和六十年には、新たな貝層が発見されて発掘調査が行なわれた。その結果、後述するような多くの成果が得られたのである。鴻野山貝塚の調査は、石下町の縄文時代解明に大きく貢献した。