昭和五十四年(一九七九)町内に於ける各種団体が協調して「石下町芸術文化協会」を結成し、五月八日を期して発会式を挙行した。各種団体は、それぞれに団体の性格に応じた独自の計画と活動を行ないながら、協調して石下町の芸術文化の発展に寄与しようとしたものである。当時に於ける参加二三団体の団体名と代表者を列挙すると次のようになる。吟詠会(飯村芳雄)、日舞石下町連合会(軽部都美子)、日舞友の会(新井佐武郎)、石下町民謡連合会(小林保)、石下町民謡連盟(小林茂一)、石下町民謡三絃会(増田茂)、石下町音楽連盟(小野村雄)、読書団体連合会(岡田光)、茶道会(草間とみ江)、俳句研究会(老人クラブ連盟、生井松南)、俳句研究会(生活改善グループ、山木美代)、石下尺八研究会(小林四郎)、筑水会(書道研究会、秋葉アキヲ)、菊花会(富板章吾)、さつき会(茂田文雄)、郷土史研究会(岡本富男)、郷土芸能保存会(渡辺義雄)、天神ばやし保存会(生井照雄)、石下町社交ダンス愛好会(斉藤薫)、石下町趣味の園芸クラブ(富板章吾)、石下短歌会(渡辺義雄)、石下将門おどり保存会(渡辺義雄)。
こうした会は、それぞれに選出された幹部と、会員の支持によって自主的に運営されている。それらの会の中、二、三の会の状況について述べてみよう。