Ⅶ-24図『赤い鳥』に載った図画
そうした伝統は戦後いち早く復活し、昭和二十二年(一九四七)二月には、石下中心に児童文芸誌「野火」を発刊し、のち、鑑賞教材として教室で学習できるようタブロイド版にして五六号まで続いた。
それらをさらに助長させたのは、二十二年十月に開かれた石下復興祭、続いて開かれ今日まで続いている石下文化祭であろう。石下文化祭は昭和二十四年、石下商工会と小中学校中心に、民間の門井真(短歌)、鈴木春邨(書道)、生井松南(俳句)等の積極的支援で生れたものである。石下には、千代川と合同して作られている年刊児童文集があり、昭和六十年に一八号を数えた。