この大会でU19
日本代表が最も好成績をおさめたのは、IRB単独主催となった2004(平成16)年の南アフリカ・ダーバン大会。
オーストラリアとの第1戦は12-62の大差で落としたが、第2戦の
アイルランド戦(不戦勝)、第3戦のグルジア戦を24-9に勝利して対戦成績は2勝1敗。このあと5-8位決定戦に回ることになり、再び
オーストラリアとの対戦となったが、やはりここでも19-66と大敗してしまった。次ぎの
スコットランドとの7-8位決定戦は気温摂氏35度を超える猛暑の中での試合となったが、後半に2本のトライをあげて逆転。U19
日本代表にとっては過去最高の7位への躍進をはたした。ただ、残念なのは翌年の第37回大会、そして2006(平成18)年4月にUAE(アラブ首長国連邦)ドバイで開かれた第38回大会と連続11位に後退してしまったこと。Aグループはキープしたとはいうものの、かつて2003(平成15)年度には9位の経験もあり、2桁からの脱出は不可能なことではない。来年度の大会を期待したい。
なお、2004年のダーバン大会で
アイルランドの選手が大会初日の
ニュージーランドとの試合中に亡くなるという不幸な事故が発生。第2戦の
日本との試合を棄権して帰国する痛ましい出来事があった。これにより
日本は不戦勝となったが、
日本協会では現地からの報告にもとづき、ただちに副会長、専務理事真下昇が弔電を打って哀悼の意を表したことを80年史に記録として留めておく。