2008年(平成20年)12月1日の「公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」施行に伴い、日本のラグビーフットボール協会は公益財団法人の認定を受けることを決定した。その目的は、スポーツとしての正しいラグビーフットボールを普及振興し、その健全なる発達を図るとともに国民体力の向上と明朗なスポーツマンシップの涵養につとめ、もって社会文化の発展向上に寄与していくことであり、日本協会と関東協会、関西協会および九州協会が統合合体することとした。
また、公益財団法人と認定されることにより、公益目的の事業は非課税となるなどの税制上の優遇措置をうけることが可能になり、さらには公益財団法人に対し寄付を行う個人や法人は税制上の優遇措置を受けることが可能となり当法人への寄付金も集まりやすくなるメリットがある。
統合による業務の調整・移管、財産、職員等、名称、組織・人事、経理・決算、事業展開等について日本協会と地域協会との間で議論と調整を重ね融合点を模索した。特に会計システムはそれぞれが独自のシステムを活用しており、その統一化には時間とエネルギーを要した。
(蓮沼)