九州協会はもともと、戦前1925年(大正14年)に西部ラグビー蹴球協会九州支部として設立され、戦後1948年(昭和23年)に九州ラグビー蹴球協会として独立した。
独立後しばらくは揺籃期として苦労が続いたが、その後1960~1980年代の間はベビーブーマー及び経済高度成長期の恩恵を受け、全てのカテゴリーにおいて競技人口は増加した。
しかしその後のバブル経済終焉、受験戦争激化・少子化などの経済・社会現象の影響により、地方協会組織の核ともいうべき社会人・クラブ・大学・高校各カテゴリーではチーム数・登録者数が大幅に減少し、協会経営にも暗雲を漂わせた。
このような状況のなか発案された「日本協会と三地域協会統合案」については、何ら反対意見はなく、今後のラグビー界におけるグローバル化の進展や、国内におけるラグビー競技普及、協会体質の健全化及び発展のためにも必然的方向性であることが、九州協会の総意として認められ承認された。
こうして、2009年(平成21年)4月1日に日本ラグビーフットボール協会と関東、関西、九州の3地域ラグビーフットボール協会が統合された。
(九州協会)