加速するプロフェッショナル(以下:プロ)レベルの若年化はU20世界大会の現状に見られるように、今大会はプロのトップ選手+予備軍が参加する大会と予測されていたが、プロ対学生の構図がより加速されていた。
各国チームに所属しているプロ選手(以下:含むセミプロ)の構成は6ネーションズおよび3ネーションズの国ではプロ選手の構成比率は高く、そのレベルも高く国代表やクラブスコッドが多くみられる。
日本がプール戦の初戦で対戦した
フランスは、
フランス代表2名を含むプロ選手18名を中心に構成(プロ構成比69%)されていた。
イングランドはチームの殆どを占める23名の選手がプロで、アマチュアは僅か2名であり、プロ構成比は92%と非常に高い。6ネーションズと3ネーションズ合計でのプロ選手の構成は116/179名で65%であった(但し、
スコットランドおよび
イタリアはデータ不足で除外)。
ウェールズ、NZ、南アも2/3の選手がプロであり、加速するプロフェッショナルレベルの若年齢化が一段と明確になってきた。
昨年のU19大会経験選手で今年のU20大会に連続出場した選手は、全体の平均値は49%であり、その中で南ア、
イタリアは60%超であるが、一方
アイルランドや
フランスは31%と昨年のU19経験選手は1/3程度である。
日本は6ネーションズと3ネーションズの平均値と同等の約半数の選手が2年連続の出場であった。