JWC日本開催の意義


 2008年5月のIRB理事会にて2009年6月にJWC(U20)国際大会を日本で開催されることが決定した。この決定の一番の理由は「日本のラグビー運営能力を世界に証明できるか」という点にあり、”国際大会の開催”こそワールドカップ(RWC)招致をめざす日本協会が一度は経験しておかねばならない大きなチャレンジであり、このJWC日本大会の成否が招致活動に直接大きな影響を与えるものであると位置づけ、大会運営能力の向上と運営取組みに万全をきした。
 大会実施によって、運営スタッフのレベルアップ(国際基準に則った)、将来の日本代表の強化やファンによるラグビーの新たな魅力の発見と新たなファン層の開拓などが得られると位置づけた。また、大会を成功に収めることにより、世界に対する日本および日本のラグビーの素晴らしさの発信、日本ラグビーの発展(国内の普及、RWC日本招致の実現、日本代表の強化)や大会を通じた地域貢献、青少年育成など大きな貢献ができる。そして、大会の「成功」を、大会運営:グローバルスタンダードに基づく試合運営と参加チームの高い満足度の実現、集客について:前年度ウェールズ大会を上回る8万人の集客の実現とU20日本代表の活躍によるプール戦2勝の実現を、本大会の日本開催の意義として掲げ、大会運営に取組んだ。