プールBを1位通過し、優勝決定戦でプールA1位のサモアに24-31で敗れた。日本は大会2位で終了した。監督およびコーチは2年連続の布陣で臨んだ。前年度の敗戦から、アジア予選に出場するなど、継続した強化を行った。経験値があったため、前年度よりはスムーズなチームづくりが進められた。
多くの参加国が、ストレングス&コンディショニングを意識しており、フィジカル面での勝負が肝となった。日本代表もS&Cの強化に手を入れ始めたが、まだまだ体づくりの面では後手を踏んだのは否めない。準決勝のグルジア戦では、チーム方針であったフィットネスで走り勝つ、前に出るDFと低いタックルで勝負というテーマがうまく体現でき、理想的な勝利となった。ただし、予選を通じて見えていたディフェンスの課題が、決勝対サモア戦でも改善されないまま敗戦を記した。
大会を通して、コーチの戦略を立てる力、対応力、分析力が課題の一つとして浮かび上がった。チーム方針である走り勝つ、前に出るDFと低いタックルは、フィジカル面で互角に戦えないと本当の強みとして発揮できなかった。チームのマネジメント、コーチングの質、量ともに、コーチ陣には課題が残った。けが人も多く出てしまい、コンディションマネジメントの大切さも痛感した大会だった。
2011年 | プール戦 | 決勝戦 | ||
U20代表 | ジンバブエ | カナダ | グルジア | サモア |
試合日 | 5月24日 | 5月28日 | 6月1日 | 6月5日 |
試合会場 | シェヴァルデニ | アブチャラ | アブチャラ | アブチャラ |
試合結果 (前半) | 37-24 (23-3) | 30-15 (17-10) | 29-14 (14-9) | 24-31 (17-19) |