2009年7月RWC2019大会の日本開催が決定し、同年10月7人制ラグビーが2016年オリンピックから公式競技として実施されることが決まった。それを受け2010年4月「JRFU戦略計画:2010-2019」が制定され、「ラグビーファミリーの増大」がJRFUミッションの1つとして掲げた。具体的目標として「競技人口を20万人」が設定され(図1)、「地域活性化策」と「老若男女、全方位の競技者増加策」を推進することになった。2015年末までには、ラグビーチームブログが整備され、274の市町村ラグビー協会が設立された。また、タグラグビーの教育現場への普及、中学校年代を対象とした全国中学校ラグビーフットボール大会の新設や放課後ラグビー教室の開催、女子ラグビープレーヤーの活躍の場の創設が進められ、2012年には福岡でゴールデンオールディーズ世界大会が開催された。しかしながら、2015年末協会登録者数は、競技者92,643名、役員含め105,693名にとどまった。