ラグビー普及基盤として、学校教育に重点が置かれた。義務教育過程である小学校、中学校の教育においてラグビーの持つ教育的価値を伝えることを普及の第一歩と位置づけられた。体育教材としてタグラグビーを広めることによって、男女共習、運動技能の二極化に対応しながら小・中学生の体力向上に貢献し、「品位・情熱・結束・規律・尊重」というラグビーのコアバリューを体現した逸話を道徳等の教材(道徳素材「あなたたちへのパス」:2017年発表)として紹介した。トップリーグプレーヤーによる小学校訪問型ラグビー紹介プロジェクト、「スクラム先生」プログラムも2017年より開始された。また、同年、フルタイムの普及育成活動専門職員としてRDO(リージョナル・デベロップメント・オフィサー)3名が採用された。RDOは、RWC2019開催地12都道府県協会をつなげ、小学生を主対象とした初心者への全国一斉体験会を2018年からコーディネイトしている。