早大、後半連続攻撃で逆転
昭和41年(1966)度 第3回大学選手権決勝 | ||||||
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1967年1月7日 G:秩父宮ラグビー場 R:江田昌佑 KO 14:00 | ||||||
早大 | 18 | - | 3 | 法大 | ||
1 | 後川 光夫(③天理高) | 3 | 前 | 3 | 1 | 伊藤 和夫(③保善高) |
2 | 村山 繁(④成城高) | 15 | 後 | 0 | C2 | 中西 成幸(④福岡工) |
3 | 猿田 武夫(③秋田工) | 3 | 小森 寿(④大口高) | |||
4 | 新元 瑛一(③鹿児島玉龍高) | 1 | T | 0 | 4 | 高野 和男(④甲府商) |
5 | 八木 紀彦(③九州学院) | 0 | G | 0 | 5 | 清水 宏明(③保善高) |
6 | 大竹 幾雄(④早大学院) | 0 | PG | 1 | 6 | 木村 繁(③法政一高) |
7 | 和泉 武雄(②松山東高) | 0 | DG | 0 | 7 | 佐藤 鉄三郎(①秋田工) |
9 | 山田 建夫(④西南学院) | 8 | 鈴木 徹(③保善高) | |||
10 | 山本 巌(②新田高) | 4 | T | 0 | 9 | 森田 俊夫(①天理高) |
11 | 萬谷 勝治(③堀川高) | 0 | G | 0 | 10 | 吉田 武史(④日本学園) |
12 | 犬伏 一誠(④天理高) | 1 | PG | 0 | 11 | 小松 公彦(②法政一高) |
13 | 吉岡 徹(④専大京王高) | 0 | DG | 0 | 12 | 中村 雄三郎(②千葉工) |
14 | 宮吉 正彦(①大東一高) | 13 | 島崎 文治(③保善高) | |||
C8 | 藤本 忠正(④天理高) | 7 | 反 | 11 | 14 | 水谷 眞(③目黒高) |
15 | 芝崎 有宏(④城北高) | 15 | 桂口 力(③小倉工) | |||
早大は前半6分に宮吉がトライして先制した。法大はチャンスにミスがあり思うような展開ができず早大を攻めあぐねたが、23分に桂口が45メートルの長いPGを決めて追いついた。後半に入ると早大は、FWがラインアウトに健闘を見せ、ラックのボールを7割方連取した。後半6分、8分、14分、27分とバックスが早大独特の速い展開で両WTBの萬谷、宮吉を走らせてトライを重ねた。早大会心の試合運びで、法大をノートライに封じ私も大満足であったが、5トライをあげてノーゴールというのはどうしたことか。ゴールキッカーは山本か吉岡か思い出せないが……。
「連続優勝の喜びに若い結城監督のほおはゆるみっ放し。『苦戦は覚悟していたが、FWがよくやってくれた。法大は桂口くんをマークすれば……と思っていたが、こんなにトントンといくとは……』とまた笑顔がほころびる」(毎日、池口)。若くして逝った結城の笑顔が懐かしい。