昭和43年(1968)1月7日 昭和42年(1967)度 第4回大学選手権決勝

秩父宮ラグビー場

法大 11-8 早大

早大の猛追をかわす、水谷決勝トライ

昭和42年(1967)度 第4回大学選手権決勝
1968年1月7日 G:秩父宮ラグビー場 R:西山常夫 KO 14:30
法大 11 8 早大
1 黒井 末広(②新発田高) 8 0 1 堀口  昭(③浅野高)
2 境  秀憲(③砺波高) 3 8 2 後川 光夫(④天理高)
3 佐藤 鉄三郎(②秋田工) C3 猿田 武夫(④秋田工)
C4 清水 宏明(④保善高) 2 T 0 4 赤司 知行(④西南学院)
5 二反田 順二(②崇徳高) 1 G 0 5 新元 瑛一(④鹿児島玉龍高)
6 石田 邦明(④新田高) 0 PG 0 6 井澤 義明(②函館北高)
7 汀  和彦(④西陵商) 0 DG 0 7 和泉 武雄(③松山東高)
8 鈴木  徹(④保善高) 8 坂内 雅弘(③千葉東高)
9 森田 俊夫(②天理高) 0 T 1 9 斉藤 善助(④秋田工)
10 桂口  力(④小倉工) 1 G 1 10 平岡 惟史(①大分舞鶴高)
11 水谷  眞(④目黒高) 0 PG 1 11 萬谷 勝治(④堀川高)
12 中村 勇三郎(③千葉工) 0 DG 0 12 下川 正文(③津久見高)
13 島崎 文治(④保善高) 13 石山 貴志夫(③秋田工)
14 市川 将雄(④沼津商) 10 3 14 宮吉 正彦(②大東一高)
15 鈴木(武村)秀夫(②法政一高) 15 清水 伸一(①城北高)

 前半法大は桂口の大きなキックと森田の高いパントで早大を攻めた。20分法大はゴール前25メートルのスクラムから、森田のパントを鈴木徹が押さえてトライ(ゴール)して先行。さらに33分には市川がライン沿いに50メートル快走してトライ、8−0とリードした。後半早大は2分萬谷の突進から石山、下川、和泉とパスをつないでトライ、19分には右中間20メートルのPGを石山が決めて同点とした。25分早大は石山が抜け、宮吉がノーマークとなったが、石山がキックしてチャンスをつぶした。ここは結果の如何にかかわらず、宮吉にパスをしてほしかった。これが得点に結びついていたら早大の3連覇が達成されたかもしれない。引き分けが濃厚となった残り3分、法大はゴール前20メートルのラインアウトから左TB攻撃を仕掛け、桂口が縦に突進、島崎が横へ好走して水谷にロングパスを送り、左隅に見事な決勝のトライをあげた。早大はBKの中心、SO山本とFB小林の負傷欠場が響いた。