国立競技場
○明大 18－7 早大●
明大会心の勝利
| 1976年1月4日 G：国立競技場 R：町井徹郎 KO 14：00 | ||||||
| 明大 | 18 | － | 7 | 早大 | ||
| 1 | 千種 昌之(④秋田工) | 4 | 前 | 3 | 1 | 小久保 忠雄(④桐生高) |
| C2 | 笹田 学(④盛岡工) | 14 | 後 | 4 | C2 | 末石 庸幸(④福岡高) |
| 3 | 森内 芳隆(④長崎商) | 3 | 高橋 幸男(④報徳学園) | |||
| 4 | 西妻 多喜男(④福岡高) | 1 | T | 0 | 4 | 小林 隆一(④西京商) |
| 5 | 由佐 研一(④長崎南山高) | 0 | G | 0 | 5 | 橋本 裕一(③新宿高) |
| 6 | 阿刀 裕嗣(④福岡高) | 0 | PG | 1 | 6 | 佐藤 和吉(④久我山高) |
| 7 | 中村 喜一(④仙台三高) | 0 | DG | 0 | 7 | 豊山 京一(③福岡高) |
| 8 | 熊谷 直志(③黒沢尻工) | 8 | 山下 治(④日川高) | |||
| 9 | 津山 武雄(④広島工) | 3 | T | 1 | 9 | 辰野 登志夫(③今宮高) |
| 10 | 松尾 雄治(④目黒高) | 1 | G | 0 | 10 | 星野 繁一(③西京商) |
| 11 | 井川 芳行(③旭川工) | 0 | PG | 0 | 11 | 吉田 荘治(③早大学院) |
| 12 | 大山 文雄(③報徳学園) | 0 | DG | 0 | 12 | 神村 哲生(③大里高) |
| 13 | 福本 努(③新田高) | 13 | 南川 洋一郎(③福岡高) | |||
| 14 | 山本 勉(③北見北斗高) | 12 | 反 | 10 | 14 | 藤原 優(④日川高) |
| 15 | 松尾 雄吾(③目黒高) | 15 | 畠本 裕士(④大分舞鶴高) | |||
秋の対抗戦では10−10で引き分けたが、私は正月決戦には勝てると信じていた。戦法を徹底して臨めば勝てると踏んだのだが、自信ではなく過信であった。当時の監督としてこの試合には苦い教訓がずっしりとつまっている。明大は前半3分、山本がインターセプトして松尾兄がトライ。早大は畠本のPGで3−4で後半の勝負になった。後半19分、早大は中央スクラムから“タテ十字”［スクラムの背後にバックスが全員タテに並ぶフォーメーション］からSO星野がドロップゴールを狙ったが、明大FWに押し込まれて失敗。21分早大左WTB吉田のリターンパスを、狙っていた明大CTB大山がインターセプト、大山は明大陣の大歓声と、早大陣の悲鳴を受けながら一気に65メートルを走りきって中央にトライ、松尾兄のゴールも決まって10−3と突き放す。明大は追撃の手を緩めず36分井川、37分西妻と連続トライをあげて試合を決めた。早大は藤原が意地の1トライをあげただけで7−18で完敗した。