昭和62年(1987)1月10日 昭和61年(1986)度 第23回大学選手権決勝

国立競技場

大東大 12-10 早大

早大を倒し、大東大宿願の初優勝

昭和61年(1986)度 第23回大学選手権決勝
1987年1月10日 G:国立競技場 R:斉藤直樹 KO 14:00
大東大 12 10 早大
1 反町 光一(④本郷高) 9 10 1 永田 隆憲(③筑紫高)
C2 島田  治(④大東一高) 3 0 C2 西谷 光宏(④早実高)
3 矢嶋 雅人(③前橋商) 3 頓所 明彦(③巻高)
4 日下 唯志(②八千代松陰) 1 T 1 4 坂本 光治(④宇都宮高)
5 岡部 慎司(③川口高) 1 G 0 5 栗原 誠治(④新田高)
6 飯島  均(④府中西高) 1 PG 2 6 渡辺 浩章(④修猷館高)
7 上野  勇(③川越工) 0 DG 0 7 浜野  彰(③久我山高)
8 シナリ・ラトウ(①トンガ・カレッジ高) 8 神田 識二朗(③福岡高)
9 須藤  明(③大東一高) 0 T 0 9 吉田 隆太郎(④早実高)
10 青木  忍(①大東一高) 0 G 0 10 森田 博志(④修猷館高)
11 ワテソニ・ナモア(①トンガ・アテレ高) 1 PG 0 11 川崎 剛寿(③日川高)
12 佐藤 博剛(③大東一高) 0 DG 0 12 石井 勝尉(④佐野高)
13 船田 義雄(④大東一高) 13 今駒 憲二(③生田高)
14 高田 国芳(②大東一高) 9 7 14 島沢 明史(②早大学院)
15 黒沢  誠(③深谷高) 15 香取 鉄平(③城北高)

 初めて決勝に進出した大東大と5年ぶりの早大、新鋭と古豪の新鮮な決勝戦となった。前半5分早大坂本が中央43メートルのPGを決め、7分大東大黒沢が中央25メートルのPGを成功させる。13分には中央やや右32メートルのPGを再び坂本が成功させ、早大が6−3とリードを奪う。早大は押し気味だが、20分坂本PG失敗、23分森田のDGが惜しくも外れリズムに乗れない。大東大は25分にラトウのサイドアタックからチャンスをつかみ、CTB船田が好ダッシュでトライを決めた。黒沢のゴールも決まり9−6と逆転する。早大は前半終了間際、ゴール前モールから栗原がサイドを突破してトライ、10−9と再逆転した。後半11分、左中間のPGを黒沢が決めて4度目の逆転で大東大が12−10とリードを奪う。守勢に立たされた早大はFWが頑張り、終盤に森田の好キックで大東大陣に攻め込んだ。32分に左中間35メートルのPGを坂本が逆転を狙ったが風に流されて失敗、大東大が悲願の大学王座に就いた。