平成7年(1995)1月6日 平成6年(1994)度 第31回大学選手権決勝

国立競技場

大東大 22-17 明大

大東大、力相撲を制して3回目の優勝

平成6年(1994)度 第31回大学選手権決勝
1995年1月6日 G:国立競技場 R:阿世賀敏幸 KO 14:00
大東大 22 17 明大
1 菊地 祐介(③大東一高) 5 7 C1 南条 賢太(④大工大高)
2 甲斐 章人(④高鍋高) 17 10 2 満島 史隆(②大工大高)
3 遠藤  敦(④山形中央高) 3 亀田  滋(④久我山高)
4 山崎  豪(④与野農) 1 T 1 4 安藤 裕樹(④西陵商)
5 沢口 高正(③常総学院) 0 G 1 5 赤塚  隆(③大工大高)
C6 井沢  航(④相模台工) 0 PG 0 6 松本 幸雄(②函館有斗高)
7 青柳 勝彦(③大東一高) 0 DG 0 7 天野 義久(④久我山高)
8 シオネ・ラトウ(③リアホナ高) 8 和嶋  仁(④三本木農)
9 金子 博也(③熊谷工) 2 T 2 9 西田 英樹(④天理高)
10 仲野 哲也(③東農大ニ高) 2 G 0 10 信野 将人(③久我山高)
11 大谷津 昌治(④作新学院) 1 PG 0 11 谷口 明彦(④久我山高)
12 酒井 宏之(④大東一高) 0 DG 0 12 文平 龍太(④天理高)
13 古川 泰士(④行田工) 13 三輪 幸輔(②高鍋高)
14 ロペティ・オト(③トンガ・カレッジ高) 16 9 14 吉田  光(③秋田工)
15 森岡 研吾(②大東一高) 15 渡辺 大吾(④天理高)

 スポニチの私の観戦記から引用する。「(前略)大東大の最初のトライは左FL井沢がスクラムで右に付き、シオネ・ラトウから早めに開いた井沢への右サイドアタック[当時はスクラムにボールが投入されたとき、FLが離れられた]、意表を突かれた明大はタックルが遅れた。後半の逆転トライはPKからだったが、明大がNo8ラトウを見失い、バックスとラトウの勝負に持ち込んだ大東大の作戦勝ち。3本目のトライは密集の中でラトウが行くと見せて井沢がチャンスを作りラトウのキックを、ロペティ・オトが好ダッシュして押さえた。明大の3トライは総合力で取ったもので、攻め方も良かったと思う。たがスクラムが劣勢に回り、ラトウ、オト、井沢を止められなかった。差を詰められるところでの再三のPG失敗も痛かった。明大には悔やまれる、夢に出てくるような負け方であった」。

 ここまで大東大を育ててきた鏡保幸監督会心の勝利、とびっきりの笑顔が印象に残る。