平成10年(1998)1月10日 平成9年(1997)度 第34回大学選手権決勝

国立競技場

○関東学大 30-17 明大

箕内主将率いる関東学大初の王座へ

平成9年(1997)度 第34回大学選手権決勝
1998年1月10日 G:国立競技場 R:岩下眞一 KO 14:00
関東学大 30 17 明大
1 久富 雄一(①佐賀工) 20 9 1 黒崎 優一(③明大中野)
2 作田 敏哉(④本郷高) 10 8 2 山岡  俊(③山形中央高)
3 上田 孔徳(③東山高) 3 平田 貴博(④都城高)
4 三浦 智拓(④盛岡工) 2 T 0 4 鈴木 健三(④刈谷北高)
5 宮村 眞也(③都城泉丘高) 2 G 0 5 石井  誠(③都城高)
6 宮下 哲朗(③希望丘高) 2 PG 2 6 川上 利明(②大工大高)
7 神辺 光春(④長崎北高) 0 DG 1 7 岡本 淳平(④天理高)
C8 箕内 拓郎(④八幡高) 8 斎藤 祐也(②東京高)
9 池村 章宏(③日大高) 1 T 1 C9 田中 澄憲(④報徳学園)
10 淵上 宗志(②佐賀工) 1 G 0 10 伊藤 宏明(④大工大高)
11 萩原  徹(②安芸南高) 1 PG 1 11 山品 博嗣(④久我山高)
12 萩谷 昌之(③東山高) 0 DG 0 12 山口 大輔(③長崎北陽台)
13 吉岡 秦一(②延岡東高) 13 松添 健吉(②長崎北陽台)
14 四宮 洋平(①桐蔭学園) 12 18 14 福田 茂樹(④深谷高)
15 立川 剛士(③佐賀工) 15 岩倉 大志(②明大中野)
交代【関】渡邊大(②日大高)⑮ 【明】阮申琦(②熊谷工)⑥  シンビン=川上(明)

 昇り竜関東学大が、ついに宿願の王座へ上りつめた。春口廣監督、箕内主将の晴れ姿が国立競技場に踊った。大学選手権最多優勝12回を誇る明大に完勝した文句ない優勝は、大学ラグビー界ニューリーダー誕生の瞬間だった。前半は5分関東FL神辺、8分明大SO伊藤、12分関東神辺がPGを決めた。初トライは関東学大。25分にゴール前のモールから池村、淵上、立川と回してトライ(神辺ゴール)。41分には関東学大がラインアウトからのモールを押し込み、池上がサイドを突いて突進、縦に走り込んだ立川にパスしてトライ(神辺ゴール)、20−9でリードした。後半13分関東学大神辺PG、明大は17分、関東学大ボールのスクラムにプレッシャーをかけて、こぼれ球をSH田中がトライ。21分にも伊藤がPGを決めて17−23と肉薄して観客を沸かせた。しかし反撃もここまで。ロスタイムの41分にゴール前のラックからSO淵上が切れ込んでトライ、神辺ゴールで明大にとどめを刺した。