平成26年(2014)1月12日 平成25年(2013)度 第50回大学選手権決勝

G:国立競技場

帝京大 41-34 早稲田大●

帝京大、鉄壁な防御と運動量で盤石の五連覇達成

平成25年(2013)度 第50回大学選手権決勝
2014年1月12日 G:国立競技場 R:平林 泰三 KO 14:00
帝京大 41 34 早稲田
1 森川 由起乙(③京都成章) 12 10 1 大瀧 祐司(④横浜緑が丘)
2 坂手 淳史(②京都成章) 29 24 2 須藤 拓輝(④久我山高)
3 深村 亮太(②佐賀工) C3 垣永 真之介(④東福岡)
4 小瀧 尚弘(③鹿児島実) 2 T 1 4 黒木 東星(④東福岡)
5 町野 泰司(③荒尾) 1 G 1 5 芦谷 勇帆(④伏見工)
6 マルジーン・イラウア(②ケルストンボーイズ高) 0 PG 1 6 金  正奎(④常翔啓光学園)
7 杉永 亮太(③長崎南山) 0 DG 0 7 布巻 峻介(③東福岡)
8 李  聖彰(④東京朝高) 8 佐藤 穣司(②日川)
9 流   大(③荒尾) 4 T 4 9 岡田 一平(②常翔学園)
10 松田 力也(①伏見工) 3 G 2 10 小倉 順平(③桐蔭学園)
11 磯田 泰成(③延岡星雲) 1 PG 0 11 深津 健吾(③久我山高)
C12 中村 亮土(④鹿児島実) 0 DG 0 12 坪郷 勇輝(④早実)
13 牧田  旦(④湘南工大附) 13 飯野 恭史(③早実)
14 森谷 圭介(②正智深谷) 13 8 14 萩野 岳志(③柏陽)
15 竹田 宜純(④御所実) 15 藤田 慶和(②東福岡)
交代【帝】大和田立(④美幌)⑤、飯野晃司(①三好)⑧、東恩納寛太(③名護)③、野田洸貴(④長崎南山)⑩ 【早】辰野新之介(④桐蔭学園)⑨

 大方の予想通りとなった決勝戦は、1月12日に行われた。キックオフ直後、早稲田大は、FL布巻の突破からWTB荻野が約40mを走りきる先制トライをあげ、5連覇を目指す帝京大にプレッシャーをかけた。しかし、帝京大は慌てなかった。12分、ゴール前のラインアウトモールからLO小瀧がトライを返すと、23分、ゴール前の密集サイドで早稲田大が低く構えるタックルの上を越えてPR 深村がトライをあげ、12-7と逆転。後半の立ち上がりには、小瀧の突進から、最後は、WTB磯田がトライ。15分にはFL杉永の前進からSO松田が抜けだし、早稲田大FB藤田をかわして右コーナーに走り込んだ。この時点でスコアは34-10。早稲田大も反撃し、WTB荻野、CTB坪郷のトライで追い上げたが届かなかった。

 帝京大のこの日のテーマは「最強の笑顔」。どんな苦境に陥っても冷静にプレーを楽しみ、力を出し切るという意味だ。「両チームとも、しぶとさのあった好ゲームでした。(V5については)ほっとしました。精神的な成長が大きいと思います」と、岩出雅之監督は五連覇を控えめに喜んだ。一方、早稲田大の後藤監督は「20点に抑えないと勝てないと思っていた」と失点の多さを嘆いた。