平成5年(1993)度 第46回社会人大会決勝

平成6年(1994)1月8日 花園ラグビー場

神戸製鋼 18-3 三洋電機

神鋼またも三洋を返り討ちにして6連覇

平成5年(1993)度 第46回社会人大会決勝
1994年1月8日 G:花園ラグビー場 R:阿世賀敏幸 KO 14:10
神戸製鋼 18 3 三洋電機
1 兼平 盛輝(法大) 10 3 1 祝田 康彦(都城高)
2 弘津 英司(同大) 8 0 2 松野 和之(国士大)
3 清水 秀司(明大) 3 杉山  篤(大体大)
4 マーク・イーガン(オ大) 2 T 0 4 盛田 清人(大体大)
5 大八木 淳史(同大) 0 G 0 5 古賀 健一(淀川工)
6 武藤 規夫(同大) 0 PG 1 6 飯島  均(大東大)
7 小村  淳(明大) 0 DG 0 C7 宮本 勝文(同大)
C8 大西 一平(明大) 8 シナリ・ラトゥ(大東大)
9 堀越 正巳(早大) 1 T 0 9 堀越 弘二(早大)
10 藪木 宏之(明大) 0 G 0 10 大草 良広(法大)
11 冨岡 剛至(青学大) 1 PG 0 11 藤田 信之(新田高)
12 平尾 誠二(同大) 0 DG 0 12 吉田 団之(大体大)
13 細川 隆弘(同大) 13 山田 雄紀(専大)
14 イアン・ウィリアムス(オ大) 15 8 14 新野  拓(熊谷工)
15 伊藤 紀晶(同大) 15 内藤 美徳(作新学院)
交代【三】岩津嘉志(大体大)⑤、ワテソニ・ナモア(大東大)⑬、久米祐介(東洋大)⑮

 三洋がまたも決勝で涙をのんだ。三洋は前年度も準決勝で8−12で敗れている。神鋼はどこまで勝ち続けるのか。三洋の悲劇はどこまで続くのか。SH堀越の兄弟対決も決勝戦の興味を駆り立てた。結果は神鋼が3トライを奪い、三洋をノートライに抑えて快勝した。

 前半3分、神鋼SH堀越正己の好チャージをウィリアムスがトライ、36分にはラックから平尾、細川、伊藤、ウィリアムスでトライ、後半36分ラックから、堀越、藪木、ウィリアムスでトライ、ゴールは富岡がすべて失敗したが、それも痛手とはならず三洋をSH堀越弘二の1PGに封じて完勝した。その差はどこにあるのか。神鋼は勝ち続けながら相手を崩す戦い方を熟知した、それぞれの役割を果たしきるプロ集団になったのだと思う。林、大八木、平尾の3人の貢献度は抜群だったが、私はSO藪木宏之の活躍なしに、この6連覇はなかったと高く評価している。