テストNo.135 第15回アジア大会(中華台北)決勝

English 写真 機関誌
平成8年(1996)11月9日 台北スタジアム
日本代表 41-25 韓国代表
後半5Tの猛攻、韓国戦最多得点
No.352★135 第15回アジア大会(中華台北)決勝
1996年11月9日 G:台北スタジアム R:プラチャニヨム(タイ) KO 15:45
日本代表4125韓国代表
1浜辺  和(近鉄)11121金 晋興
2坂田 正彰(サントリー)30132金 享埈
3清水 秀司(神鋼)3白 寅聖
4桜庭 吉彦(釜石)1T24金 栄春
5田沼 広之(リコー)0G15姜 銅鎬
6梶原 宏之(勝沼クラブ)2PG06朴 瑨培
7中村(井沢)航(東京ガス)0DG07崔 瑛宰
8伊藤 剛臣(神鋼)8李 根旭
9村田  亙(東芝府中)5T29盧 哲基
10廣瀬 佳司(トヨタ)1G010宋 栄寿
11大畑 大介(京産大)1PG111李 相吉
C12元木 由記雄(神鋼)0DG012金 在賢
13吉田  明(神鋼)13柳 旼錫
14尾関 弘樹(サントリー)122114崔 乾敏
15松田  努(東芝府中)15車 得溶
交代【韓】金棟鮮⑤、白承道⑦、郭鉄雄⑮ [井沢航はこの試合から中村航に改姓]
得点:T大畑3、梶原、中村、尾関、G廣瀬、PG廣瀬3

 アジア協会では、W杯予選を兼ねないアジア大会は外国籍選手の出場を認めないと決めた。外国人抜きでは韓国に勝てないなどと報道され、かえって日本代表の発奮をうながす結果となった。「『ジャパンは、ようやったと思います。FWもバックスも、皆です』。相手の頭突きで左目上を切り、包帯を頭に巻いた元木主将が、してやったりの表情を浮かべた。雨中の試合でキック戦法を多用する韓国に、後半から逆襲をかけた。1分、WTB尾関の逆転トライを皮切りに、後はノリノリ。得意の連続攻撃で、韓国戦最多得点と大会3連覇達成だ。『必死でした。久々に、試合後に泣きました。これからのジャパンにとって、こういうゲームをものにしたのは大きい』。左大腿痛をおして今大会初出場したCTB吉田明だ。後半26分、自陣のゴールラインを急襲した相手をはね飛ばしたタックルは、壮絶の一言だった(後略)」(サンスポ、台北=石川洋)。大畑のテストマッチトライ記録はここから始まった。