テストNo.170 第1回アジア3国対抗(RWCアジア1次予選)

平成13年(2001)5月27日 台南ラグビー場

日本代表 65-15 中華台北代表●

向井ジャパン不満の優勝

No.394★170 第1回アジア3国対抗(RWCアジア1次予選)
2001年5日27日 G:台南ラグビー場 R:カン・チョルソン(韓国) KO 15:30
日本代表 65 15 中華台北代表
1 岩間 保彦(トヨタ) 24 5 C1 林 宣徳
2 加藤 昭仁(NTT東北) 41 10 2 洪 吉祥
3 元吉 和中(サントリー) 3 余 柏槿
4 ルアタンギ・バツベイ(大東大) 4 T 1 4 温 恭良
C5 田沼 広之(リコー) 2 G 0 5 謝 振中
6 木曽  一(ヤマハ) 0 PG 0 6 厳 翔樺
7 菅原 大志(トヨタ) 0 DG 0 7 黄 郁銘
8 斉藤 祐也(サントリー) 8 呉 志威
9 苑田 右二(神鋼) 7 T 1 9 呉 志清
10 岩渕 健輔(サラセンズ) 3 G 1 10 陳 啓中
11 パティリアイ・ツイドラキ(トヨタ) 0 PG 1 11 王 國峰
12 難波 英樹(トヨタ) 0 DG 0 12 張 慶豊
13 ナタニエラ・オト(大東大) 13 陳 振輔
14 平尾 剛史(神鋼) 12 16 14 呉 志賢
15 松田  努(東芝府中) 15 張 忠偉
交代【日】大西将太郎(ワールド)⑩、豊山昌彦(トヨタ)③ 【中】遊承先②、林文正③、凌昌衝④、田忠義⑥、陳政明⑨、孫正諺⑪、張威政⑫  シンビン=黄郁銘(台)
得点:T平尾剛史4、バツベイ2、田沼、斉藤、岩渕、オト、松田、G岩渕2、大西3

 11トライを奪っての圧勝だが、ミスも多く内容に不満のあるゲームだった。11トライ取れる相手に2トライ取られたことも不満である。一つは前半開始早々にラインアウトからオープンへ回されて、WTB王国峰に取られたもの。もう一つは後半35分にラインアウトからプロップ林宣徳に飛び込まれたものだ。「数字上は50点差快勝。だが、久々に雲の切れた台南の空とは逆に、指揮官の顔は曇っていた。『ふつうにやれば100点取れる相手。これでは、いままでの“できる”メンバーをもう一度鍛え上げるしかない』。SO岩渕、WTB平尾といった向井体制では初起用のメンバーに期待した一戦も一刀両断。極めて厳しい採点だ。0点に封じることを第一目標に掲げながら、前半1分30秒に先制トライを許したのは、平尾のタックルミスから。その後4トライは奪ったが、向井監督は『あそこで止められなければジャパンではない』とピシャリ」(サンスポ、台南=須田雅弘)。