平成19年(2007)6月24日 秩父宮ラグビー場
大敗にも明日への手ごたえ
No.460★225 第2回IRBパシフィック・ネーションズカップ2007第5戦 | ||||||
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2007年6月24日 G:秩父宮ラグビー場 R:ティム・ヘイズ(W) KO 14:11 | ||||||
日本代表 | 3 | - | 51 | NZ代表ジュニア | ||
1 | 山本 正人(トヨタ) | 3 | 前 | 10 | 1 | ワイアット・クロケット |
2 | 松原 裕司(神鋼) | 0 | 後 | 41 | 2 | コリー・フリン |
3 | 相馬 朋和(三洋電機) | 3 | キャンベル・ジョンストン | |||
C4 | 大野 均(東芝) | 0 | T | 1 | 4 | ホアニ・マクドナルド |
5 | ルーク・トンプソン(近鉄) | 0 | G | 1 | 5 | トム・ドネリー |
6 | 渡邊 泰憲(東芝) | 1 | PG | 1 | 6 | ジェローム・カイノ |
7 | グレン・マーシュ(NEC) | 0 | DG | 0 | C7 | ダニエル・ブレイド |
8 | ハレ・マキリ(サニックス) | 8 | シオネ・ラウアキ | |||
9 | 矢富 勇毅(ヤマハ) | 0 | T | 7 | 9 | ジミー・カウワン |
10 | 安藤 栄次(NEC) | 0 | G | 3 | 10 | スティーブン・ブレット |
11 | 小野澤 宏時(サントリー) | 0 | PG | 0 | 11 | ルディ・ウルフ |
12 | 大西 将太郎(ヤマハ) | 0 | DG | 0 | 12 | タネ・トゥイプロトゥ |
13 | 今村 雄太(神鋼) | 13 | マア・ノヌ | |||
14 | クリスチャン・ロアマヌ(埼玉工大) | 12 | 反 | 14 | 14 | アンソニー・トゥイタヴァキ |
15 | ブライス・ロビンス(リコー) | 15 | スコット・ハミルトン | |||
交代【日】青木佑輔(サントリー)②、山村亮(ヤマハ)③、佐々木隆道(サントリー)⑥、大東功一(NEC)⑨、小野晃征(サニックス)⑩、有賀剛(サントリー)⑮ 【NZ】D.ウィットコム②、J.アフォア③、K.リード⑤、M.トゥイアリィ⑧、A.エリス⑨、S.トゥイトゥポウ⑬、S.ドナルド⑮ シンビン=マーシュ(日) | ||||||
得点:PG安藤 |
完敗に違いはないが、内容は豪州A代表戦とはちょっと違う。豪州戦ではバックラインを一気に抜かれるような、「何やってんだ」とぼやきたくなる失点が多かった。それに比べ前半を3−10と折り返し、NZジュニアに1トライしか与えなかった戦い方は、明日への期待をつなぐものだった。もちろんこの内容に満足しているわけではないが、タックルにタックルを重ね、じりじりと押し込まれ、ついにゴールラインを割られるまでのディフェンスには、もう一歩で止められると期待させるものがあった。実力差はいかんともしがたいが、「ジャパンは素晴らしいチームだ」と評価される試合は可能である。この試合でもCTB今村が突進したとき、FWがゴール前になだれ込んだときなどトライチャンスはあった。プレーの精度を高めてボール支配時間を増やせば、相対的に相手が攻撃する時間が減る。緻密な攻めの連続でもっと競った試合に持ち込める日がくるのを期して待ちたい。