テストNo.242 第10回IRBアジア5ヵ国対抗2009第1戦

平成21年(2009)4月25日 花園ラグビー場

日本代表 87-10 カザフスタン代表●

3年目のカーワンジャパン好スタート

No.479★242 第10回IRBアジア5ヵ国対抗2009第1戦
2009年4月25日 G:花園ラグビー場 R:A.ロシアン(香港) KO 15:00
日本代表 87 10 カザフスタン代表
1 平島 久照(神鋼) 40 3 1 ミハイル・ブズィツキー
2 青木 佑輔(サントリー) 47 7 2 イヴァン・オシコフスキー
3 山下 裕史(神鋼) 3 ヴラディミル・チュルニク
4 北川 俊澄(トヨタ) 6 T 0 4 セリク・ザンセイトフ
5 ルーク・トンプソン(近鉄) 5 G 0 5 イエブゲニー・シェクロフ
6 フィリップ・オライリー(横河) 0 PG 1 6 イリヤ・ポプラフスキ
C7 菊谷  崇(トヨタ) 0 DG 0 7 アントン・ルドイ
8 タウファ統悦(近鉄) C8 ティモル・マシュロフ
9 矢富 勇毅(ヤマハ) 7 T 1 9 オレグ・グセルニコフ
10 ショーン・ウェブ(コカコーラW) 6 G 1 10 デニス・チェルカシン
11 小野澤 宏時(サントリー) 0 PG 0 11 ドウルト・アキュンベコフ
12 今村 雄太(神鋼) 0 DG 0 12 イルダル・アブドラザコフ
13 ブライス・ロビンス(NEC) 13 アレキサンドル・ザハロフ
14 吉田 大樹(東芝) 7 11 14 ジャスラン・タスポラトフ
15 五郎丸 歩(ヤマハ) 15 デュミトリー・ピチュギン
交代【日】金井健雄(サントリー)②、仲村慎祐(日大)③、ジャック・タラント⑭、マイケル・リーチ(東海大)⑦、田中史朗(三洋電機)⑨、大田尾竜彦(ヤマハ)⑩ 【カ】I.アントノフ①、M.ソロヴィヨフ②、A.バラトフ④、R.ソロコデュパ⑦、G.イヴァンチェンコ⑨、P.スティキシン⑭  シンビン=ザンセイトフ(カ)
得点:Tウェブ2、今村2、五郎丸2、トンプソン、菊谷、矢富、ロビンス、吉田大樹、タラント、リーチ、Gウェブ9、五郎丸2

 2009年のアジア5ヵ国対抗は、アラビアンガルフがシンガポールと入れ替わった。カーワンジャパン3年目のスタートである。日本代表は初戦のカザフスタンを87−10と大差で下し順調な滑り出しを見せた。シーズン初めに設けられているこの大会は、チームづくりの段階で格好の4試合であるが、近年韓国香港などの地盤沈下が目立ち物足りない感がある。

 カーワンHCは初キャップの山下裕史、タウファ統悦を先発で、金井健雄、仲村慎祐、ジャック・タラントを交替起用し、チーム力の底上げを期した。日本代表はテンポの速い攻撃で13トライの猛攻を見せて快勝したが、前年ノートライで抑えた相手に1トライを許したところが反省点だろう。「10点満点で4点。あと50%、技術や判断力が上がらなくてはならない」(サンスポ)。カーワンHCのコメントは、パシフィック・ネイションズに向けて「これでは通用しない」との思いからだろう。