平成24年(2012)6月17日 G:秩父宮 R:ジョン・レイシー(IRE)
No.518★280 第7回IRBパシフィック・ネーションズカップ 第3戦 サモア代表戦 | ||||||
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2012年6月17日 G:秩父宮 R:ジョン・レイシー(IRE) | ||||||
日本代表 | 26 | - | 27 | サモア代表 | ||
1 | 長江 有祐(リコー) | 16 | 前 | 14 | 1 | サカリア・タウラフォ |
2 | 木津 武士(神鋼) | 10 | 後 | 13 | 2 | ティー・パウロ |
3 | 畠山 健介(サントリー) | 3 | ロゴヴィイ・ムリポラ | |||
4 | 真壁 伸弥(サントリー) | 2 | T | 2 | 4 | ファアティンガ・レマル |
5 | 大野 均(東芝) | 0 | G | 2 | 5 | イオセファ・テコリ |
6 | 菊谷 崇(トヨタ) | 2 | PG | 0 | 6 | アラフォティ・ファオンリヴァ |
7 | 望月 雄太(東芝) | 0 | DG | 0 | 7 | マウリー・ファアサヴァル |
8 | ヘンドリック・ツイ(パナソニック) | 8 | ケーン・トンプソン | |||
9 | 日和佐 篤(サントリー) | 2 | T | 1 | 9 | カーン・フォトゥアリイ |
10 | 立川 理道(クボタ) | 0 | G | 1 | 10 | キー・アヌフェ |
11 | 小野澤 宏時(サントリー) | 0 | PG | 2 | C11 | デイヴィッド・レミ |
12 | ニコラス ライアン(サントリー) | 0 | DG | 0 | 12 | ポール・ウィリアムズ |
13 | 仙波 智裕(東芝) | 13 | ロロ・ルイ | |||
C14 | 廣瀬 俊朗(東芝) | 15 | 反 | 10 | 14 | ポール・ペレス |
15 | 五郎丸 歩(ヤマハ) | 15 | ファアトイナ・アウタガヴァイア | |||
交代【日】有田隆平(コカ・コーラW)②、佐々木隆道(サントリー)⑦、小野晃征(サントリー)⑩、山下裕史(神鋼)③、伊藤鐘史(神鋼)④、長友泰憲(サントリー)⑮、藤井淳(東芝)⑨ 【サ】オレ・アヴェイ②、センサス・ジョンストン③、ベン・マソイ⑦、ダニエル・クライトン⑤、ジェレミー・スア⑩ シンビン=ムリポラ、タウラフォ(サ) | ||||||
得点:T菊谷2、ツイ、廣瀬、PG五郎丸2 |
前半13分までに双方2回ずつペナルティキックのチャンスがあり、サモアが2回失敗したのに対し、FB五郎丸が10mライン後方の難しい位置も含め両方成功し6-0とリード。また18分には、サモア左PRロゴヴィイ・ムリポラが危険なプレー(タックル)でシンビンとなり、序盤はジャパン有利に展開していく。19分、スクラムからSOのループで相手をずらし左WTB小野澤に。惜しくも捕まるがそのラックからNo8ヘンドリック・ツイがタックルを引きずり先制トライを奪った。ゴールは失敗(11-0)。26分にはラックから左ラインに展開、WTBの外にフォローしたFL菊谷がトライ。ゴール失敗(16-0)。体格で劣るジャパンFWだが、この時間帯には接点をうまくずらしながら連続してボールを保持していた。その後、サモアは相手陣10mライン付近で得たペナルティキックを、ゴールを狙わずにタッチキック。22mライン内側のラインアウトからSOが仕掛けてきたが、ジャパンのディフェンスがしっかり止められず、次のラックからSHカーン・フォトゥアリイが抜け出し、31分サモア最初のトライ。SOキー・アヌフェのゴールも成功(16-7)。38分にも、ジャパンのペナルティによるタッチキックで得た22m内側のラインアウトをモールにし、時間をかけて押し込みLOファアティンガ・レマルが左中間にトライ。ゴールも成功し16-14と追い上げる。
後半開始早々、ジャパンがハイタックル、そのタッチキックによるサモアボールのラインアウトでモールコラプシングを犯し、3分SOキー・アヌフェが22mライン上、少し難しい位置のPGを決めて16-17と逆転。その後、ジャパンは何度か攻撃に転じるがミスによりチャンスを逃してしまう。21分、ラインアウトからは展開しない戦略をとっていたサモアがモールで前進を図り、ラックになったボールを左ラインに展開、なんとかFBを止めたが短いパスを繋がれて、LOファアティンガ・レマルが左中間にトライ。ゴール成功(16-24)。25分、10mライン付近の難しい位置からSOキー・アヌフェのPG成功。(16-27)。28分、サモアがラインアウトに失敗し、入替出場の17番PR山下がゴール前までボールを運びその後ポイントを連取、最後はFL菊谷がふたつめのトライ。ライン際の難しい位置で、ニコラスライアンのゴールは失敗。(21-27)。34分、サモアのPGがゴールポストにあたりジャパンはそのボールを繋いで22m付近まで攻め込んだ。その後の左ゴール前のマイボールラインアウトから右ラインに展開、ここでもループを使い、37分WTB廣瀬が右隅にトライ。逆転勝利を狙ったニコラスライアンのゴールキックは失敗し、26-27でノーサイドとなった。最後まで勝利の期待を持たせてくれた日本代表だったが、残念ながらIRBパシフィック・ネーションズカップ2012を全敗で終えることになった。