Kaminokuni
town
上ノ国町
ストーリー
北海道は明治以降の開拓の歴史がよく知られているが、上ノ国町ではそれより古い室町時代から江戸時代の史跡や建造物が多く点在し、まさに松前年代記に“神ノ国”と記されるとおり、北海道の中世史を語るはじまりの地であることを示している。
特に天の川河口周辺は、松前氏の祖とされる武田信広や蠣崎季繁が築いた花沢館跡・洲崎館跡・勝山館跡(史跡上之国館跡)や、北海道最古の民家(重要文化財旧笹浪家住宅)、寺院(重要文化財上國寺本堂)、神社(北海道指定有形文化財上ノ國八幡宮本殿・砂館神社)が集中し、重要文化財を含む勝山館跡出土品から、アイヌと和人の関係性についても改めて注目されている。