Kaminokuni
town
上ノ国町
ストーリー
北海道は明治以降の開拓の歴史がよく知られているが、上ノ国町ではそれより古い室町時代から江戸時代の史跡や建造物が多く点在し、まさに松前年代記に“神ノ国”と記されるとおり、北海道の中世史を語るはじまりの地であることを示している。
特に天の川河口周辺は、松前氏の祖とされる武田信広や蠣崎季繁が築いた花沢館跡・洲崎館跡・勝山館跡(史跡上之国館跡)や、北海道最古の民家(重要文化財旧笹浪家住宅)、寺院(重要文化財上國寺本堂)、神社(北海道指定有形文化財上ノ國八幡宮本殿・砂館神社)が集中し、重要文化財を含む勝山館跡出土品から、アイヌと和人の関係性についても改めて注目されている。
海底火山によって形成された地形と海と夕日が織りなす秀逸な景観。
現在の本殿は、元禄 12(1699)年の建立で神社建築として、北海道最古とされる。
5代目の笹浪久右衛門が天保年間に建築したといわれ、北海道最古の民家。
昭和 52(1977)年に勝山館跡、花沢館が指定され、平成 18(2006)年に洲崎館が指定となったことで統合している。
戦いで勝利した際の凱旋踊りとしたことに由来。江差の鮫踊りなどの原型となる。
祭神は武田信広。永禄元(1560)年の創立といい、松前家の崇敬の念厚く歴代藩主が祖廟詣をした。
勝山館跡の案内施設として、平成 17 年開設された。
勝山館跡の案内施設として、平成 17 年開設された。
現在の本堂は宝暦8(1758)年建立で寺院建築として、北海道最古とされる。
平成5(1993)年から夷王山で 7 月第一土曜に実施。コシャマインと勝山館のアイヌを慰霊。
勝山館の 921 点が指定されている。平成 20(2008)年7月 10 日指定。
勝山館の後方にそびえる。
勝山館の人たちの墓が 600 基程度分布する。
勝山館跡や近世にも使用された道。
地元の観音講が管理する。
北海道で唯一の十一面観音で一番大きい。
摩耗が著しく、首のない円空仏で体の悪い部分を削ったりして煎じたとされる。
北海道で唯一の阿弥陀如来像。
文化財の保管・展示・整理施設。
勝山館城代の基広の墓。
勝山館の守護神として文明5(1473)年に創建。
創建は室町時代の寛政3(1462)年に遡る。