し尿の処理は、都市化が進んだことにより、これまで行われてきた農地還元から収集処理へと変わっていった。さらに、この時期は、公共下水道の整備が進むことで、各家庭での水洗化が普及していきつつあった。ただし、し尿処理車による汲み取りの収集件数は減りつつあっても未だ続いている時期でもあった。
し尿処理車によって豊中市の猪名川流域下水道の原田処理場まで運んで、最終的な処理を行っていた。さらに、1989年(平成元年)4月には、同地に総工費約2億7,000万円をかけて、し尿公共下水道直放流処理施設を完成させ、稼働を開始した。鉄筋2階建ての処理棟と鉄筋平屋建ての投入棟からなる、延べ床面積は210.26m²の施設で、ここで前処理した後、公共下水道へ放流することになった[注19]。