○阪急川西能勢口駅前地区第一工区(B-Ⅰ地区)第一種市街地再開発事業[注24]
Bブロックは、鉄道高架事業による川西能勢口新駅の北側駅前になるため、居住環境の整備と商業地域の整備を図ることになった。まず、地権者等との調整が進んでいたB-Ⅰ地区0.66haが組合施行の第一種市街地再開発事業として1979年(昭和54年)に始まり、1988年(昭和63年)に完了し、4月には組合が解散した。
1985年(昭和60年)6月には、再開発ビル「パルティ川西」がオープンした。商業・業務施設などをビルの1~4階に配置し、周辺の商業施設と連続するよう専門店を中心とした構成をとった。3~11階には住宅126戸を配置し、地区内権利者の要請に可能な限り応えられるように住宅の規模や管理方式についてもいくつかのタイプを設け、同時に、将来の都市住宅としての良好なストックとなるよう配慮した。
なお、再開発ビルの管理などを目的として、1985年(昭和60年)5月、川西市と金融関係会社4社、商事会社・不動産会社各1社の合計6社などの代表者7人が発起人となり、資本金5千万円で(株)パルティ川西が設立されている[注25]。
| 事業の概要 | |
| ◆事業の名称 | 阪神間都市計画事業阪急川西能勢口駅前地区第一工区第一種市街地再開発事業 |
| ◆施行者 | 阪急川西能勢口駅前地区第一工区市街地再開発組合 |
| ◆地区の所在地 | 川西市栄町 |
| ◆事業のタイプ | 住宅供給、商業整備型 |
| ◆権利変換のタイプ | 地上権非設定型(都市再開発法第111条) |
| ◆地区面積 | 0.66ha |
| ◆概算事業費 | 58億4,500万円 |
| ◆事業期間 | 1979年(昭和54年)度~1988年(昭和63年)度 |
◆「パルティ川西」名前の由来…パルティとは、フランス語の「パルティール(Partir)」が由来で、「出発する、旅立ち」という意味[注26]。
○阪急川西能勢口駅前地区第二工区(B-Ⅱ地区)第一種市街地再開発事業[注28]
第二工区0.82haは、第一工区に引き続き、1987年(昭和62年)7月に組合が設立され、1991年(平成3年)3月に権利変換計画の知事認可を受け、1992年(平成4年)1月に着工した[注29]。
整備の方針としては、都市計画決定1.4haのうち駅前線、駅前広場を街路事業で整備し、残る0.82haを組合施行の再開発事業で整備するというものだった。駅前線などの整備では、地権者との用地買収や土地交換の交渉が大きな課題であり、交渉は粘り強く進められ、基本的には街路上の権利者も再開発の参加組合員として同等の扱いをし、合併施行で進めた。地権者との土地交換は、1989年(平成元年)度に実施し、借家人等の再開発住宅を1992年(平成4年)度から1993年(平成5年)度にかけて地区外で建設した。