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市民の体の中に脈々と受継がれている。
今また、昭和五十八年に予定されている東北縦貫自動車道の開通は、わが鹿角市の飛躍的発展を約束している。
鹿角市のこれからの発展を考える時、鹿角の風土をよく見、長い歴史の経過を正しくとらえ、これまでの鹿角
を築いてきた祖先の営為を解明し、それを後世に継承することが大切である。
このような考えから、市制施行十周年を記念すべく市史の編さん事業に取組んできたが、幸い第一巻の刊行を
みたことは大慶の至りである。
ここに本事業の遂行のために多大の御協力をいただいた市民各位に御礼申し上げるとともに、多くの時間的制
約の中で並々ならね御労苦をいただいた顧問・執筆者の諸先生に深く敬意を表するものである。
また、貴重な資料や史料を提供くだされた関係者各位と、計画達成に御尽力された各位に対し深く御礼申し上
げるものである。
願わくは、本市史が、ふるさとを見つめなおすよすがとなり、更に鹿角市の新しい産業・文化を創る素材とし
て活用され、未来へのかけ橋となることを希望してやまない。
昭和五十七年十一月十日
鹿角市長阿部新