テキストを表示
第4表鉱床母岩の層位(上田・川尻・井上)
(凡例)〓鉱脈型〓黒鉱鉱脈○黒鉱
※完晶質岩と関連するとみられる鉱脈
△地層欠除/露出地なし
鉱脈鉱床は、尾去沢鉱山で代表され、不老
倉鉱山、尾去沢の隣接地である大葛、阿仁の
各鉱山もこれに入る。
黒鉱鉱床は、小坂鉱山を嚆矢とし、産出す
る黒鉱は、ふつう「クロモノ」とよばれてい
る。緻密・黒色で、鉛・亜鉛・重晶石にとみ、
小坂域の鉱山(相内・古遠部)、大館・花岡
域の鉱山等、秋田県北地域を代表するにとど
まらず、海外では類例がないため関心がもた
れ、学界・業界を通じて、世界的に「クロコ
ー」の名で知られている。
黒鉱は、成因でもみたように、海底噴気堆
積鉱床であるため地層との関連がふかく、
の地域の中新統(中新世の地層)では、西黒
沢階(大葛層)が女川階(大滝層)に移行す
る境界付近に集中している。