テキストを表示
第一章鹿角の自然
二ノ倉火山灰(Na)と南部軽石(Nb)の等層厚線図(cm)
F.福岡,g.五戸,H.八戸,I.一戸,ka.軽米,ke.毛馬内,ku.久慈,
M.三沢,oy.大湯,Sa.三戸,sh.七戸,Ta.田子,to.十和田(三本木
第20図十和田完新世火山灰の分布(その1)(大池昭二・1972による)
注8〈南部軽石・中掴軽石〉大池昭二の十和田火山東麓に
おける「完新世テフラの編年」(一九七二)によると、中
央火口丘成立以降の約九〇〇〇年前から一〇〇〇年前に
かけての噴出物は次の五層が見い出される。
二の倉火山灰層
南部軽石層
中趣軽石層
十和田b降下火山灰
十和田a降下火山灰
このうち南部軽石は橙色~黄〓色の粗粒の軽石で、地元
では「ゴロタ」とよぶ。分布は中の湖付近から南東に細
長く伸び、東縁は太平洋岸に達する。層厚は模式地付近
で約一・二メートル、粒径一~七センチメートルのやや
角ばった軽石粒からなる。南部軽石より新しいものとし
て、地元で「粟砂」とよぶ中〓軽石がある。粒径は一~
五センチメートルの淡黄色、砂状で全く固結しない。十
和田湖周辺から上北地方中部一帯に広く分布する。