テキストを表示
十和田b.-a降下火山灰の等層厚線図(cm)
a.十和田a降下火山灰,b-A.青バン,b.十和田b降下火山灰下部(粗粒浮石密集部)
注9〈大湯軽石>
注9〈大湯軽石〉大湯軽石層(大湯浮石層)を構成する、
軽石質火山礫のことである。大湯温泉の南西約三キロメ
ートルの大湯川にのぞむ風張台地(関上面)上にある大
湯環状列石を調査した藤岡一男・佐藤久(一九五三)は
十和田軽石火山灰をおおう黒土の中に黄〓色の火山礫層
を発見し、大湯浮石層と命名した。遺跡との関係から晴
出年代を縄文後期から奈良時代の間とした。その後、渡
辺直経(一九六六)はC法によって三六八〇土一三〇年
前(
B.
.P
〓)(第8表)と推定した。しかし、この層が弥生時
代の遺跡をおおうこと、土師器等が出土することが知ら
れるようになった。さらに平山・市川(一九六六)は、
大湯軽石層がシラス洪水をもたらした毛馬内火砕流の底
に連続することを確かめた。また大池(一九七二)は
青森一帯に分布する十和田a降下火山灰が大湯軽石と
連のものであり、約一〇〇〇年前の噴火によって噴き上
げられた降下軽石であるとした。町田も「日本海を渡っ
てきたテフラ」(一九八一)で同様の見方をしている。大