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介安定な堆積形態を示すため、火砕流(軽石流)として流下したものと考えられる。大湯川と米代川の合流する
毛馬内付近では水の淘汰をうけた二次堆積物がのる。この上に黒色の粘土層を伴う。角閃石は含まない。
鳥越火山灰層
現在の鹿角盆地における主要な段丘である鳥越面、関上面の分布に一致する。高市火山灰層を切った谷を埋め
つくし、さらに厚く堆積し、地形に最も大きい影響を与えている。毛馬内から腰廻付近にかけて、厚い水中二次
堆積物をのせており、軽石流による一時的な"せき止め湖"の形成があったことを示している。高市火山灰と同
様、炭化木片をしばしば含み、火砕流となって急激に堆積したものと考えられる。色は灰白色で、中にいろいろ
な大きさの軽石を含む。重鉱物として角閃石を含む。
申カ野火山灰層
ハ湯軽石層とともに、下位の火山灰層をきざむ浸食面上に重なっている。下位は石片が、中・上部は軽石が目
立つ。地表面に近く、全体に黄〓色を呈し、角閃石を含む。中川(一九七二)によれば南部軽石に対比される。
大湯軽石層
大湯環状列石のある面の黒土層をおおう、層厚一〇~二〇センチメートルの粗粒の降下火山灰(または火山礫
で、十和田湖に近くなるほど粒径が大きく、厚く堆積する。したがって十和田起源と考えられ、鹿角盆地の低地、
段丘(台地)ともに一様の厚さで広く分布し、二枚の黒色土層の中に薄く連続的にはさまってくる。角閃石は含
まない。