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第四節鹿角市の気候
限られた一地方としての鹿角市の気候について、その特色を知り得る資料は少ないが、幸い鹿角市農業研究訴
では毎年鹿角地方の気象現象についての観測資料を発表しているので、それや他の資料を参考として鹿角市の〓
候の概要をとらえてみる。
一、鹿角市の気候型について
『秋田県史』によると、秋田県全体としては、ケッペンの気候区分では亜寒帯に近い温帯多雨気候〓に属する
とされているが、鹿角地方の場合はさらに亜寒帯の傾向に近く、ほとんどその境界付近に位置しているといって
よい。即ち、最寒月平均気温がマイナス三度(い)とプラス一八度(〓)の間にあれば温帯(C)に、マイナス三度
(C)より低ければ亜寒帯(d)に区分されるわけだが、花輪がマイナス三・一度(〓)、小坂がマイナス三・八度(C)、
十和田湖がマイナス四・五度(〓)と、最も高い花輪でもマイナス三度(〓)よりも低いことから、鹿角市全体として
は亜寒帯に入ることになる(第〓表・第〓表)。しかしこれを一八九六年(明治二十九年)から一九七九年(昭和
五十四年)までの各年次の最寒月(一月)の最高最低平均気温(い)の記録でみると、その年次によりかなりの差
があり、マイナス三度(〓)をこえる年が七四年間で三二回、マイナス三度(〓)より低い年が四二回をかぞえるな
ど、その境界を上下している。(『鹿角市農業研究所研究集報』第四号昭五十五)したがって、鹿角市は亜寒帯に入