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○種は、県内では湯瀬以外では発見されておらないものであるという。高田氏は、分布上留意すべきものとして

特に次のような種類をあげている。

1、カラクサシダ(ワラビ科)小さなシダ類で岩上や樹上にコケと共に生じる。それ程珍しいものではないが、県内

での記録は少ない。穴内沢の大きな岩上で多産する。

2、カラクサイヌワラビ(オシダ科)最下前側の小羽片(裂片)が耳状となるのが特徴である。

3、アイツヤナシイノデ(オシダ科)従来秋田県には記録のなかったもの。湯瀬温泉で採集。さらによく調査するフ

とによって、数多く見出せるものと考える。

4、クモノスシダ(チャセンシダ科)石灰岩地帯の指標植物として著名。石灰岩地帯を欠く本県では極めて稀な植物

である。石通道路脇の岩上に横に長い形で産する。

5、オオトボシガラ(イネ科)岩手県で稀に産し、本県では未記録の植物。棒岱野で採集。

6、イチゴツナギ(イネ科)葉舌が著しく長いのが特徴であるが、本県では極めて稀な種類。非瀬沢に散生する。

7、ヒロハドジョウツナギ(イネ科)本県では極めて稀なもので、石通採石現場付近で採集。

8、ネズミホソムギ(イネ科)帰化植物でネズミムギとホソムギの交配種。湯瀬の国道すじで採集。

9、クロアブラガヤ(カヤツリグサ科)やや稀な種類で産地が少ない。棒岱野の支沢と米代川の河岸砂地の二カ所で

採集。

〓、タイワンヤマイ(カヤツリグサ科)ホタルイとの区別がむずかしいとされている植物で、居熊井沢の水田雑草と

して採集。