テキストを表示
〓米代川の水系のカジカガエルとタゴガエル
清澄な渓流に生息し、真夏を迎える頃から人々の涼をさそう美しい鳴き声を聞かせてくれるカジカガエルは、
米代川水系上流の湯瀬温泉付近の渓流地帯や大湯川の上流地帯に多く生息している。
また、タゴガエルの生息地は県内では余り多く知られていないが、山間の雪どけ水で洗われる岩や石の間、伏
流水でうがたれた土中の穴の奥などに産卵し、夜明島や湯瀬の旧道剣カ岩付近での産卵生息が報告されている。
〓ヤマアカガエル
水田地帯にはニホンアマガエル・ツチガエル・トノサマガエルと共に、ヤマアカガエルがよく見られる。しか
し、秋田県では平野部に普通なニホンアカガエルが、鹿角には生息しない。とにかく、鹿角地方はカエル類にお
いては、北方系と南方系のものの混生地帯となっている。
〓淡水魚
鹿角地方の河川、池沼に生息する淡水魚の種類や分布状況については、全くその基礎的調査が行なわれておら
ずその資料も乏しいが、トミヨについてはその生息状態が確認され、鹿角市の文化財としても保護されている。
〓トミヨ
トミヨはトゲウオ科の淡水魚で、体長は大きいもので五センチメートルほど、背びれ部分に棘をもつこと、水
草などを利用して営巣し、その中に産卵し、産卵後はふ化して稚魚になるまで雄がそれを保護するという、非常
に変った興味深い習性をもつ。