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昭和五年八月二四日

「…………ボダイノ竪穴を案内すべく十時頃出立。先づ小枝指に向う。……寺坂の井戸に携えしトマトを投じ

て冷ゆるをもち、日中して暑堪えがたし。……四時すぎ、野行きの馬車に乗りて野に行く。堂の階下迄、馬車挽

き込みたり。竪穴の案内は六時より順々に見巡りたり。懐中電灯を点じて、土質を検したり、堂に蛾集まり階前

にかがり火を焚く。十時半迄なり。夜転々寝収らず……

昭和十二年十二月一九日

「この日晴天にそゝられて野に行くに、土工等一群働き居りたり、広治来たり石組ミ二、三ケコワされし由曰