テキストを表示
約四・〇メートル前後の円形の住居跡である。壁は垂直に近い立ちあがりであるが、東壁は他の住居跡と重複
しており確認できない。床面は平坦で堅固である。炉は西壁に接した石組複式炉で、U字形を二つに区分した形
をしている。石組が二重になっている部分もあるが、これらの石は熱をうけて、もろくなっている。焼土は検出
されなかった。周溝は西・南・東の一部が確認されており、全周していたと考えられる。柱穴は周溝より内側に
ほぼ等間隔に四個検出された。
遺物は覆土の上面が後期遺物の包含層であ
るため、中期から後期のものが出土した。石
器は石匙・〓器などである。
もう一棟の第三十九号竪穴住居跡は、七・一
四×六・七八メートルの、やや円形に近い形を
しており、周溝はない。炉は石組複式炉で、
一メートル前後のU字形を呈し、三つに区分
している。中央には扁平な石を隙間なく敷き
つめている。一部の石は火熱をうけ焼けても
ろくなっている。
第26図飛鳥平遺跡第37号竪穴住居跡実測図