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第四節弥生時代(続縄文時代)

第一、弥生時代の生活

数千年の歴史をもつ縄文文化は、時代の流れとともに、徐々にその姿を変え、ゆるやかな進歩の道程を示し、

東北地方に独得な文化を形成しながら弥生文化につながっていく。大陸の農耕文化の影響をうけ西日本を中心に

発達した弥生文化は、次第に東日本にも波及してくる。弥生時代に移ったということは、水稲耕作がおこり、金

属、木器等の使用がはじまって、社会が新しい文化形態に入ったことを意味する。

西日本の弥生文化は紀元前三-二世紀ごろに成立し、弥生前期には中部地方にまで及び、中期に入って関東か

ら東北地方にまで及ぶに至ったとみられる。弥生中期の時期はほぼ西暦紀元前後と考えられているから、東北地

方に弥生文化が伝播したのは、だいたい西暦紀元一世紀ごろと推定されている。

しかし東北地方の弥生式文化自体は、きわめて縄文的要素をとどめるものであり、ながい縄文文化の伝統は、

稲作を中心とする文化が導入されてきても、そう簡単に消え去ってしまったとは考えられない。例えば土器につ

いてみても、同じ地方の縄文式土器の最も新しいものと、弥生式土器の最も古いものを比較すると非常によく似

ており、区別するに困難なくらいで、土器にしめされる煩雑な文様構成や縄文の使用などは、一般的な弥生式十