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北秋田郡作坂遺跡・湯車遺跡・小坂町堀切沢・大谷地・火薬庫敷地・貯水池西側遺跡などから出土している。

弥生時代の後期に位置し、小坂町内ノ岱・大谷地・尾樽部・カラミ山および鹿角市内各所から出土している。

また田沢湖町岩谷堂洞穴からも発見されている。

後北c式土器

小坂X式と同時期、もしくは若干新しい時代に位置する。北海道江別市の墳墓遺跡から出土した土器を標準と

し、東北地方北部からも発見されていることから、津軽海峡をこえて密接な文化的関連があったことが考えられ

る。県内では小坂町・曙岱遺跡から出土している。

以上のように、土器型式のうえに表われた地域性は決して孤立的、封鎖的なものではなく、隣接地域のそれと

の間に密接なつながりをみせている。つまり地域性は個性的であると同時に斉一的な面をも持ちあわせていると

いえる。したがって、これは鹿角地方からの出土土器についてもあてはまるものといえよう。

本県の弥生時代の遺跡は数が少なく、ましてや鹿角市内においては単一な遺跡は皆無といってよく、他地方で

編年されている前述の形式の土器が入り混って出土しているにすぎない。それゆえに出土品から当時の具体的な

生活形態は推測できないし、後述する遺跡の標高がおおむね二〇〇メートル前後、底地の比高が三〇メートル前

後の高台にあることから、これらの遺跡に関しては稲作を営んでいたという形跡はつかめていない」

ただし近年、大館市奧山潤・小坂町安保彰両氏によって県北を中心に研究が進められ、とくに小坂町では弥生