テキストを表示

文が施文されている。胎土は精選されて細かく、焼成も良好で

堅い。色調は上半部外面は煤状物質が付着して黒〓色を示すが

下半部は橙色を呈す。器厚は全体的に薄く、胴部で三ミリメー

トルに満たない部分もある。

第三類土器

細い弧状文のみられるもので、おそらく重菱文を

構成すると考えられる(第〓図〓)。これらの形式は小坂X式〓

比定されるようである。

3、上葛岡〓遺跡

この遺跡は国鉄陸中大里駅北東約一キロメートル、標高二一

○メートル前後の畑地に位置し、中央を大里部落から葛岡部落

へ通じる市道大里-葛岡線が南北に縦走している。遺物として

土器片が三点出土し、いずれも細かい撚糸文を施したもので小

坂X式と考えられている。

4、猿ケ平〓遺跡

この遺跡は国鉄陸中花輪駅東北東二・六キロメートル、標高

二〇〇~二〇四メートルに位置する。地形的には花輪中位段丘

第54図猿ケ平〓遺跡出土土器

第53図

上葛岡〓遺跡出土土器