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が横走している(第〓図2)。

〓縦位または斜位方向の撚糸文が施されている(第〓図3~5)。これらの土器片は小坂X式と考えられる。

6、その他の遺跡

鹿角は地形的にみると小坂町も含まれなければならない。それゆえに、鹿角市内ばかりではなく小坂鉱山附近

の遺跡を若干紹介することにする。これらの研究は小坂町の安保彰氏によって、米代川の支流である小坂川流域

を中心に進められ、遺跡の多くは小坂川と荒川にはさまれた河岸段丘上に散在し、数多くの弥生式土器及び伴出

遺物が採集されている。土器の型式は小坂X式と設定され、鹿角市内から出土した土器片の多くは小坂X式に〓

定されている。この型式の特徴は、撚糸文、あるいは細縄文が主体をなし、これが帯状に施文されているもの、

羽状縄文のもの、中には弧線もあり、器形は壺形、甕形が多い。これらの土器は盛岡市以北の岩手県北部および

青森県東部・秋田県北秋田郡東半部・北海道の後北C式土器とも関連が深いとされている。

代表的な遺跡と土器の特徴をまとめると次のようになる。

〓堀切沢大谷地遺跡(天王山式)

出土土器の特徴として、口縁部はふくらみ、頸部はくびれ、沈線で連続山形文あるいは連弧文を施し、内には

縄文がある。口唇に刻目、または小さい山形突起をつけている。

〓火薬庫敷地遺跡(天王山式)

出土したものは、口縁部は前記よりやや開き、口縁上端に丸棒で押した同間隔の細長いくぼみがあり、その下