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自1表東北の古準時半表第三章古代の順角

特に、鹿角における東北縦貫自動車道の発掘調査によって、平

安時代の住居跡が数多く発見され、土師器の出土も伴っている

ことから、そのように区分していきたい。

東北地方における古墳を概観してみると、弥生時代に発生し

た方形周溝墓がいわゆる一般人の墓の一形式であったのに対し

四世紀初めに発生した古墳は、特定者の埋葬に変化し、盛り十

を伴った大型の前方後円墳が出現したのである。規模や副葬品

からいって、政治的経済的権力者の出現が、その社会的背景の

熟成によってもたらされたものであろう。

東北最古の古墳は、福島県会津若松市の大塚山古墳といわれ

ている。畿内の古墳発生から見れば約一世紀の遅れがみられる

が、やがて大型古墳の最盛期を迎えるのである。なかでも福鳥

県名取市の雷神山古墳は、主軸長一六八メートルという大規模

な前方後円墳である。

前期古墳(初期古墳から展開期古墳)からは古式土師器が伴

出し、この古式土師器(南小泉式)の分布によって前期古墳の

(東北歴史資料館『東北の古墳』一九七七より