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昭和三十年の発堀調査では九軒の住居跡が確認され、南宋青磁出

・青銅製小鉢・火箸様鉄棒・鉄釘・古銭(祥符元宝・嘉祐通宝・無

銘銭)等が出土している。以上は幅一メートルのトレンチにより確

認された遺構・遺物であり、報告者は「郭上面には、ある期間にわ

たって、かなり多数の竪穴住居跡が営まれたことは確実であろう」

と推定している。

第〓郭

〓郭の東方に位置し、〓・〓郭間には現在墓地となっている不整

形の台地がある。この台地と〓及び〓郭間は空堀により分離されて

いる。

〓郭は、瓢箪形に近い形をし、南・北側両端に平坦な面をもち、

中間部は両面より三メートル程低くなっている。北側平坦部は二四

〓二四メートル、南部平坦部は四〇×三九メートル、中央部の幅は

約一四メートルである。なお標高は北面で一四七・二メートル、歯

面で、一四七・六メートルである。

発掘調査は、この南面のほぼ中央に東西方向に幅一メートルのト

レンチを設定、この間を実施、五軒の住居跡が検出され、南宋青磁

第25図第〓郭発掘実測図(『館址』より)