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され、地表から確認面までの層厚がわずか二〇センチメー
トルで、しかも以前に削平されているため遺存状態は良く
ない。
遺跡の規模は、東西約一六・四メートル、南北約一〇
九メートルである。構造は桁行三間、梁行二間である。柱
筋は一直線上に並び、各柱間の間尺は若干の差異はあるも
のの、ほぼ十八・二尺を基本に計画されている。建物方向
は、東西で軸線方位はN-〓-Wである。東隅部の柱穴は
崩壊のためわずかにその痕跡が認められるのみである
各柱穴の平面形は、ほぼ円形を呈し、確認面から五~一
五センチメートル掘り込んでいるが、中央部を不整な円な
いし楕円形に五~一〇センチメートル掘り残している。底
面は、ほぼ平坦なものと放射状に長円形の掘り込みが認め
られるものがある。
甲央の掘り残し部分が、柱を据えた位置とも考えられる
が、硬度はその他の面と変わらない、あるいはやや軟かい
ことから、直接柱を据え置いたものではないかと考えられ
第36図湯瀬館発掘遺構配置図