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柱穴状ピットが多数確認されており、ピット内の埋土の違い等から複雑に重複している建物跡が存在すること
が判明した。約五〇棟前後と推定される。
〓発見遺物
繩文土器(中期末葉~後期初頭)・磨製石斧・陶磁器片・砥石・銅鏡片・鉄製品(馬具)・鉄滓・人骨・馬頭骨
貨幣(咸平元宝・景徳元宝・皇宋通宝・嘉祐通宝・治平元宝・元豊通宝・紹聖元宝・大観通宝・皇宋元宝・
洪武通宝・永楽通宝・その他判読不能無名銭
〓まとめ
本遺跡の調査では、繩文時代の遺構一六、中世の遺構二四五の計二六一の遺構が検出された。中世の所産と考
えられる遺構が多く検出されたことは『鹿角由来集』等の中に記載されている「乳牛館」の一部であることを示
す。「乳牛館」の範囲等は明確ではないが、台地南縁に棚列状遺構が確認されていることから、本遺跡と北側の
乳牛平遺跡が該当するものと思われる。(秋田県埋蔵文化財センター『昭和五十六年度埋蔵文化財発掘調査報告
会発表要旨』より)
なお、土拡墓について『教育秋田』〓号に次の概況報告がある。
土拡墓は八基確認されています。平面形は円形・長方形・小判形とあり、いずれも人骨・埋納貨幣などがあり、
また人骨・埋納貨幣の入っていた土拡墓と同様の埋土のあるものです。他に多くの土拡がありますが今度土拡墓と
したものは前記の特徴のあるものだけです。土拡墓は長軸を南北にとり、人骨は頭を北にし、顔を西に向けて足を