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り諸懸りも増し御用銅は遅滞し、この度の次第となったのである。これからは定目釦を出した外にも過釦を出す

ように心掛け、過釦を出し兼ねる者からは剪羽を取上げ出精の者へ渡すこととする等々、勤方、稼方の細々した

心得から華美の振舞や小唄浄瑠璃など遊山がましきことの無いよう、賄は「一汁一さん」に限るなどに至るまで

厳しく注意している(

「御銅山御

定目帳』

○

)。

銅山の経営に付属して不可欠な山林については、次の広い範囲が「御銅山附御山」として布告された。

尾去沢御銅山附御山境

一、西ノ方御境附三ツ矢沢下新田すはり合より立菱御山峯続、ふなの木坂花峯通、かきかけ巻山峯続、新苅分帝尺森夜

明嶋通峯境、大黒森大羽平峯続、御境通百間相除キ御山附ノ積り

一、南ノ方熊沢川目、兄川通大羽平より焼山通引合、熊沢湯上より八幡平大佛石峯続、御境より百間相除キ御銅山附ノ

積り

一、東ノ方兄川通福岡境のさかけ峯続、黒沢高倉尻高山峯続、米代川落合迄御銅山附ノ積り

一、同方兄川落合、谷内川落合、夜明嶋川落合、黒沢川落合、神田村川迄ハ米代川限御銅山附ノ積り

一、北ノ方三ツ矢沢下新田すはり合より大持長根、崎山沢下りハ土深井沢限畑境迄、御境通百間相除キ御銅山附ノ積り

一、同方土深井村よりあまきり沢、はっかい沢山、小又沢落合、柏木長根峯続、山屋長根、大披長根、鍋子石長根、高

屋沢長根、大豆粉坂神田長根、蟻塚長根、つくし森太平山紀伊国坂峯分、花輪毛馬内郷境限御銅山附積

(『御家被仰出・巻六』)

この銅山附御山については、さらに二三カ村に分け一七〇余の山名とその山守、木数や土性等を書き列ねた明