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紫根や媒染剤としての灰の確保に懸命の努力をしている様子が分る。以下、紫根染や木綿の取引に関する安政四

年(一八五七)の書簡を列挙する。

口上

(前略)

一、白木綿未夕着ニ相成り申さず候哉、着ニ相成りさらし候ハヽ百反也弐百反也さらし次第ニ御仕送り成さる可く候。

爰元江御仕送り候分ハ来月初旬迄ニ呉仕舞ニ相成り申候。一張ニ百反ツヽ之張場故、誠ニ造作無く御座候得ハ、稲

苅仕舞候得ハ弐百反ニ而も何程ニ而も張場拵ニ宜候故、得と御中考之上木綿御引廻し成さる可く候。(中略)

一、野辺地より追々荷物揚り候哉、未タ仕切参り申さず候間、着之上ハ宜様ニ取斗ひ呉候様、源太郎江咄合置申可く

候。(中略)

八月廿四日

ハ月廿四日中嶋上

中嶋より

重助様

木綿が野辺地から着荷したら、一〇〇反なり二〇〇反なり至急さらして仕送る様にと申入れている。布をさら

すには稲苅後の田圃を利用すると何百反分もの張場が確保出来るから、考えてもらいたいとも言っている

、先日も一寸申遣候筈、取立之分何分早く、どふで嘉助出府之心組ニも之れ有り候ハヽ能々相頼ミ、迚も来月三

迄ニハ迚も間ニ合せ兼申可く候得共、何分早く遣し候様御働き成さる可く候。小橋屋奥江罷越し候間、どふで源太

中屋甚

郎殿野辺地ニ而行逢ひ申可く、明年之注文書取調遣し候様成さる可く候。小橋屋、中甚一

)両店之注文ニ而も

兵衛

宜く候。(中略)

、根ハ何分出精買入れ候様いたし度く、呉木綿有合せ之れ無く候而も、已来ハ根賣人之れ有り候節ハ直段ニ拘らず